組織人事戦略研究会
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特別研究会「第2回戦略人事大学校 論文発表会」(2008/ 2/ 2) ご報告
 
2月2日、東京の工業倶楽部会館において「第2回戦略人事大学校 論文発表会」が行われました。
報告者は、今期戦略人事大学校に参加したメンバーの中からセイコーエプソン株式会社、平河様、株式会社アライドテレシス開発センター、梅野様、株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン、鎌田様の3名と、特別講演としてインフォテクノスコンサルティング株式会社 大島様にご講演いただきました。


報告のテーマは以下の通りです。


「動機を中心に据えた戦略人事の考察」
-グローバルニッチ戦略をとる企業に向けて-
セイコーエプソン株式会社 半導体事業部 IC管理部 主管部長 人材育成担当
平河 一喜 様

「成熟期企業におけるミドルリーダーシップの実践と成長」
株式会社アライドテレシス開発センター
 製品開発本部 開発部 マネジャー
梅野 智靖 様

「戦略的人事の人材育成 組織における教育と学習の考察」
株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン
鎌田 学 様

(特別講演)
「HR Technology 2007から学ぶ・今後の人事とIT 〜ITは人事に何を提供できるのか?〜」
インフォテクノスコンサルティング株式会社
マーケティング企画室長
大島 由起子 様



3名の方のそれぞれの立場から、「戦略人事」というテーマをどうとらえるかによる差が明確に現れた報告会になりました。

平河様はグローバル企業に所属する人材育成の担当として、企業がグローバル化に対応していく中で、組織にいる人材にはどのような活動が求められるのかを中心にご報告いただきました。

グローバル化によって必要とされる人材とは、多様な人材との交流を図り、創造的な場作りに参加することが望まれること。
育成を行う人事側としては、そのような人材に成長できる場を提供していくことが重要性であるということを説明されておりました。


梅野様は、拡大期から安定期にさしかかったベンチャー企業におけるミドルマネジメントのあり方を中心にご報告いただきました。
急拡大したベンチャーは、ともすれば意志決定が経営幹部に集中してしまいがちです。その中で、ミドルマネジメントがいかに力を発揮し、組織の意志決定に対して貢献できるかについてご報告頂きました。
ご自身の経験も交えながら、大変リアリティのある報告で、参加者からの質問や議論を呼んでいました。


鎌田様は、学校や企業に教育を提供するという立場から、戦略人事における教育という観点でご発表いただきました。「学びとは何か?」を検討しつつ、「戦略的人事に対応できる人材というのはいかなるもにになるのか?」ということを、鎌田様の現業で展開されている研修内容の一端を見せていただきつつ、ご報告いただきました。


3名の方のご報告の後に小林博士より講評をいただきました。講評において一番印象に残ったのは、”戦略人事”といっても各人の視点、観点の違いが出ている。より深く考えるのなら、別な視点を入れていくこと(例えば経営的な視点)が重要なのではないか。という指摘でした。次期の戦略人事大学校においても必要な視点かと思います。


最後に特別講演として、大島氏に、シカゴで行われた「HR Technology 2007」に参加したときの模様と、欧米の人事システムトレンドについてご報告いただきました。

ポイントとしては、まず、人事に関わるITシステムも今後は処理のシステムから、意志決定支援のシステムへ移行する傾向にあること。
「タレントマネジメント」というコンセプトで、より個人の能力を詳細に把握するようなシステムが求められること。
HRシステム開発はベンダーの論理ではなく、ユーザー主体のシステム開発が求められる傾向が強くなること。等が上げられていました。

特に、過去のデータの集積処理を速めることから、そのデータを使ってどう意志決定につなげていくかを考える時期に来ているというご指摘は、「戦略人事」を考える場合にどうしても必要になる視点だといえます。

報告会全体を通して感じたことは、どのくらい、自分の視点を明確にできるかということと、それと共に、より高い視点に立って議論を発展させることができるか、ということが重要だということです。

つまり、自分の意見だけではなく、客観的な第三者視点を併せ持つことが必要になるということだと思います。

また、半年の間、多様なメンバーで意見交換をすることで、戦略的人事に関して各人が客観的な視点を持つことができるようになってきたのではないか、と、感じることができた報告会であったと思います。

改めて、参加者の皆様お疲れ様です。第3期につきましては、皆様からのご意見、ご指摘をふまえてさらに発展させて行ければと考えております。




戦略人事大学校についての詳細は、こちらのURLをご覧ください。







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